ゆずりはのこだはり

気になったことこだわったことを書いてみました。

近視なのに裸眼!!

 小さいころから近視で眼鏡をかけ、コンタクトを自分で入れられるようになったらコンタクトに移る人いるかと思います。最近は、近視人口が多く、以前に比べて小学生から眼鏡の子が増えているようです。

 小さいときに眼鏡をかけ始めると、顔のサイズや度数の変化に応じて、眼鏡を買い替えていかなければならないのですが、サイズは気づくけど、度数があわなくなってきたことに気づかない場合があります。

 そんなとき、オルソケラトロジー(ナイトレンズ)を選択肢の一つとして考えてもよいかもしれません。

 今ではとても有名になったオルソケラトロジーですが、簡単に説明させていただきます。夜寝るときに特殊なコンタクトレンズを入れ、朝起きて外すと視力があがっているという治療法です。治療なので、眼科で行われており、自分にあったレンズを処方してもらいます。処方されたレンズを入れた日からすぐに回復するわけではなく、人によって期間は数週間から数か月すると効果が表れ始め、その後、毎夜コンタクトレンズを入れることで日中の視力を維持することができます。なぜ視力があがるかというとこのコンタクトレンズは角膜の形状を変化させるため、網膜上に結像させることができるためです。(虫眼鏡の焦点を合わせる感じとにているでしょうか)

 メリットはいろいろありますが、手術ではないため、辞めたいと思ったら、辞めて元に戻せます。デメリットは費用面になるかと思います。コンタクトレンズですので、日々のケア商品、数年たったら買い替えも発生します。

 でも、子供にとっては、眼鏡の買い替えを考えると、費用面ではそれほど差がつかないのかもしれません。また、サイズがあわなくなったり、度があっていない状態で日中を過ごすことがなくなることは、大きなメリットかもしれません。

 数年前は、オルソケラトロジーを行っている眼科を探すのは大変でしたが、今はとても多くの眼科で取り扱いが始められています。

 その中で日本で最初にオルソケラトロジーを行ったのは三井メディカルクリニックです。

www.ortho-k.co.jp

 

 三井メディカルクリニックでは、オルソケラトロジーを従来型オルソケラトロジーと呼んでおり、三井メディカルクリニックで使われるレンズをオサートとよんでいるため、オルソケラトロジーで検索しても出てこない場合があります。オサートとは、近眼だけではなく、乱視、遠視、老眼にも対応したレンズとなっています。

 遠近両用にも対応できるとはとても素晴らしいですね。また、トップページには金メダルの吉田沙保里さん、登坂絵莉さんがこのレンズを使われていることが紹介されています。確かにスポーツ選手にはもってこいの治療法ですね。

 いかがでしたでしょうか。新しい治療法を試したいと考えるとき、また、子供に安全な治療法を考えたとき、老舗というのを一つの選択肢としてお考えになる場合、ぜひ参考にしてみてください。